試合レポート

全英オープン2022

世界中の大会の中で最も伝統と権威のある全英オープンにおいて、シングルスで山口選手が、ダブルスで志田・松山ペアが見事に優勝!シングルス、ダブルスでW優勝の快挙を成し遂げました。

悲願の初優勝を目指す山口選手は第2シードでの登場。2回戦で元世界ランク1位のベテラン、Saina NEHWAL選手(インド)にファイナルゲームまで粘られる苦戦を強いられますが、準々決勝では高橋選手(日本ユニシス)、準決勝では東京五輪金メダリストのCHEN Yu Fei 選手(中国)に2-0で勝利して自身2度目の決勝に進出しました。

決勝の相手は韓国の若きエース、AN Seyoung選手。第1ゲームはコートを広く使い、相手を動かしてチャンスで攻めるプレーで確実に得点を重ねて21-15で奪います。2ゲーム目は相手が攻撃的なプレーで対抗しますが、山口選手はこの展開に付き合わず、1ゲーム目同様に我慢のプレーでチャンスを待ち、点差を広げていきます。終盤に少しミスが出て16-14と2点差まで詰め寄られますが、最後の力を振り絞りスピードを上げたプレーで21-15で奪い2-0で勝利しました。過去に準優勝が1回、3位が2回という結果でしたが、ついに全英オープンのタイトルを獲得することができました。

今大会に3度目の出場となる志田・松山ペアは第7シードで登場。1、2回戦はヨーロッパ勢のパワーと粘りに少し苦戦する場面も見られましたが、順当に準々決勝に進出し第3シードの東京五輪銅メダルペアのKIM Soyeong・KONG Heeyongペア(韓国)と対戦しました。過去3度対戦して一度も勝ったことのないペアとの対戦で大きな山場となりましたが、志田・松山ペアのスピードある攻撃が冴えわたり21-10、21-18で勝利しました。

この勝利で勢いづいた志田・松山ペアは準決勝で前週のドイツオープン2回戦で敗退したJEONG Na Eun・KIM Hye Jeongペア(韓国)に、決勝でもノーシードながらここまで勝ち上がってきたZHANG Shu Xian・ZHENG Yuペア(中国)に2-0の圧勝で優勝しました。

志田・松山ペアも初優勝となります。

応援ありがとうございました。

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