チーム公式タオルは、世界でも有数のタオル生産地、四国の今治市で製造。
もちろん今治タオル認定マーク入りです。
素材や織り方など、とことんこだわり抜いたチーム公式タオルには、ただの応援グッズではない品質と機能性を併せ持っています。
品質に
こだわり抜いた
今治タオルを使用
チーム公式タオルは、世界でも有数のタオル生産地、四国の今治市で製造。
もちろん今治タオル認定マーク入りです。
素材や織り方など、とことんこだわり抜いたチーム公式タオルには、ただの応援グッズではない品質と機能性を併せ持っています。
七福タオル
河北社長に話を聞きました。
1959年の創業以来、「タオルのふるさと」今治で、心地よくも美しい数多のタオルを作り出してきた七福タオルの河北社長に、再春館バドミントンチームの公式タオル作りに込めた思いを伺いました。
1959年の創業以来、「タオルのふるさと」今治で、心地よくも美しい数多のタオルを作り出してきた七福タオルの河北社長に、再春館バドミントンチームの公式タオル作りに込めた思いを伺いました。
今治タオルの良さについてお話しをお聞かせください
今治は古くは室町時代から織物の町として知られ、近代~現代においては高度な工業技術に支えられながら、今では世界に知られる有数のタオル産地となりました。
この今治タオルの品質の良さをより多くの方にお伝えするためにブランド化しようという動きが起こり、佐藤可士和さんがプロデューサーとなりました。そしてわかりやすいブランドにするために、今治タオルの定義を決めました。
「今治タオルとは優れた吸水性と安全性です」と。
最大の特徴である吸水性を証明するためには、タオル片を水に入れ、5秒以内に沈みはじめるかどうかの検査を「未洗濯のタオル」「3回洗濯したタオル」の2回にわけて検査が行われます。
この他にも多くの基準があり、それを全て満たしたものだけが「今治タオル」を名乗ることができるわけです。
つまり、今治タオルのマークが付いている商品は、それだけで高い品質を誇るということなんですね。
再春館バドミントンチームのタオルでは、どのような工夫をされていますか?
応援グッズを作りたいというお話しから、4年前にくまモンタオルを作らせて頂きました。もちろん普通に使うぶんには全く問題の無い、高品質なタオルですが、くまモンの黒を再現するにはどうしても今治タオル認定基準に当てはまらなくなるんですね。
なので、新しい応援タオルのお話を頂いた時に、私としては今治タオル認定基準をクリアしたタオルでご提案しました。
今治タオル産地といえば、先に糸を染めてから、織りで柄を表現する、先染めジャガード織りが特徴です。そして「女子力の高まるものを作りたい」という思いを頂き、ダマスク柄(花柄などを使い、繋がったように繰り返すデザイン)をタオルのモチーフにしました。先染めのジャガードは、七福タオルは得意中の得意なんですね。
七福タオルでは、長年タオルを作ってきた中で数多くのお客様と接する機会がありましたが、タオルというのは、家族の絆になったり、想い出を共有するものでもあるわけです。
そこで再春館製薬所のチーム公式タオルを作る時も、想い出になる――あの時に勝ったとか、あの時に応援したというそんなタオルにしたいと考えました。
タオルの良さを決定付ける要素は、3つあります。デザインと、織りの技術力と、素材です。
デザインは女子力を高めるピンクのダマスク柄(花柄)に。これをカタチにする緻密なジャガード織り。そして素材はエジプト綿を使っています。
綿の優劣は繊維長の長い短いで決定されます。このチーム公式タオルに使用しているエジプト綿は最高峰に近い超長綿で、いわばコットン界の金メダリストです。
一般的なタオルに使用している繊維長は中綿クラスです。中綿クラスの綿でできる糸は繊維長が短いために20番手、30番手と言われる太い糸しかできません。しかしこのチーム公式タオルに使用している綿は繊維長がとても長く、7~10倍細い糸を作ることができる、高級シャツでも使われる糸なんですね。
この高品質なエジプト綿で20番手くらいの太さにすることで、ヘタりにくくなるんです。
洗濯しても痩せにくく、使っても使っても柔らかさを保てるような品質を目指しました。
さらに綿から糸にする時には独特な技術を使って甘くねじっていて、赤ちゃんのほっぺのようなやわらかさをイメージして仕上げています。
汗などの濡れたものを拭く時に、気持ちよさがよく分かるはずです。まるで拭き取ったお肌から天使が出てくるぐらい…それぐらい気持ちいいと言われるんです。
また、首にかけるタオルなので、重くて疲れないよう、軽めに仕上げています。
この一枚にデザイン、織りのテクニック、素材とあらゆる部分でこだわり抜いて、気持ちよくバドミントンの応援をしたり、最終的に想い出に残るようなタオルを目指しました。
想い出をカタチにする――そんな気持ちでものづくりをさせて頂いています。
実はドモホルンリンクルの梱包用のタオルも作られているとのことですが…
まさに七福タオルと再春館製薬所さんとのお付き合いは、このタオルから始まりました。
今治タオル産地は先ほどもお話ししたように、先に糸を染めてからジャガードという織りのテクニックを使って柄を出します。
だから数限りなく色糸を使っていて、七福タオルでも年間2千~3千色くらいの新色を染めます。
そうするとそれぞれの色糸が、ちょっとずつ余っていくんですね。これを残糸と言うんですが、従来は残糸を燃やして処分してました。
でも七福タオルでは、それはもったいないんじゃないかと考えて、残糸だけを集めて雑巾を作り、東急ハンズで売っていたんです。それが再春館製薬所さんの当時のご担当の方の目に止まったんですね。
「残糸を使って化粧品をくるむ梱包用のタオルを作りたい」「捨てずに使えるものを作りたい」というお話しを聞き、つくり始めたのが再春館製薬所さんとの出逢いです。
当時のドモホルンリンクルのリニューアルに向けて、とてもスピーディーにお話しが進み、すぐに生産に取りかかりました。
普通だったらこんなに早く進めることはないのですが、ものがジャストフィットして、色んなことが絡み合い、繋がっていったんです。まるで糸と糸の繋がりのように。
ある絵本作家の言葉を使わせて頂くと、産まれたての赤ちゃんが初めて触れる布はタオルなんです。そこでドモホルンリンクルを包む残糸タオルも同じだと思ったんですね。
この思いはものづくりとして、ちゃんとしないといけないと思いました。
残糸だからとか、余ったものを再利用しているからではなくて、一枚一枚ちゃんと作って、丁寧に検品して送り出すと。
ドモホルンリンクルを包む残糸タオルは10日で約18万枚作れますが、お客様が使うのは、その中の1枚なんです。
その思いから、1枚1枚しっかりと作って検品する。だって赤ちゃんをくるむんだから。そういう思いでものづくりをさせて頂いています。
選手も愛用しています
- 松山奈未選手志田千陽選手
選手も愛用しています
- 松山奈未選手志田千陽選手